久しぶりに「うどん県」こと香川県のおいしいイベントに参加させていただきました。
オリーブ植栽110周年記念「さぬきうまいもん祭りin東京」。
110周年! 小豆島のオリーブの歴史は長いのですねえ。
今回はオリーブ5人衆なども登場、ひたすらオリーブ推しでした。
5人衆とは、オリーブそのもの担当、オリーブはまち担当、オリーブ牛担当、オリーブ豚担当、オリーブ鶏担当の5人。
ね、オリーブで魚から肉3種まですべてをおいしくしています。
オリーブオイルをかけて楽しむオードブル
今回は着席でコースをいただきました。
各テーブルにはオリーブオイルのボトルが置いてあり、それぞれが好みで料理にかけて楽しめるようになっていました。
テーブルによって置かれていたオリーブオイルが異なっていたのですが、わたしが着いたテーブルに置かれたオリーブオイルは、帰宅後に写真を元に調べたところ、金両醤油の【2018年収穫分】自家農園EXバージンオリーブオイル(ブレンド)でした。
なんだか油じゃないように、そうオリーブというフレッシュな果物の果汁として、さらっと楽しめました。
バケットにかけると合うのはもちろん、ヤーコンの天ぷらにかけてもおいしかったですよお。天ぷらなんて揚げ物に油をかけるなんて邪道に感じるかもしれませんが、果汁をかけていると思えば、納得しません?
オードブル、いずれもおいしかったですが、わたしが特に気に入ったのが、この「菜の花ムースと焼き生ハム」。
ムースがなめらかでくちどけがよく、生ハムにわたしはオリーブオイルをかけたので、しっとりと口の中でひとつになりました。
香川のイベントではよく飯蛸をいただきますが、今回も登場。
この飯蛸葱ソース参照風味は、バケットに載せて、オリーブオイルをたっぷりかけると、海と山のハーモニー。最高でした。
オリーブぶりのスチームは癖が全くなし
これまではオリーブはまちをいただいていましたが、今回は初めてのオリーブぶり。
低温スチームされたオリーブぶりは、口に入れると、ほわんと口の中で解散していきました。金時にんじんのソースがめっちゃいい仕事していましたよお。
連れ合いがぶり好きなので、我が家ではしょっちゅうぶりを調理しますが、まな板をよく洗わないと強烈に臭くなります。それくらいぶりは臭みが強いもの。
それがオリーブぶりだと、いやなにおいがまるでありません。
オリーブの抗酸化作用で、オリーブをエサに育ったものは、酸化しづらく健康的なんですよ。
特に臭みが強いぶりの場合、その差がくっきり。
オリーブ牛・豚・鶏揃い踏み
メインディッシュは「オリーブ牛蒸焼き、赤ワインソース」と、「オリーブ夢豚ロースト、黒胡椒ソース」、そして「オリーブ地鶏コンフィー」にブロッコリーを添えたもの。
オリーブをエサに育った肉が3種、揃い踏み。
いや、いや、いや、これは超贅沢な一皿でしたよお。
老化の素は酸化なので、いつまでも健康でいたいなら、オリーブ育ちの肉や魚を食べることですよねえ。
早くこれが贅沢ではなく、身近なものになってくれればいいのにぃ。
大好きないりこ出汁の肉うどん!
わたしは香川県に行ったとき、地元の友達が、三越裏のなじみのうどん屋さんに連れて行ってくれて、小食なわたしのために、一口ずつ、さまざまなうどんを出してもらってくれました。
このとき「本当は先週で終わったんだけど……」と出してくれたいりこ出汁のうどんいぞっこん惚れ込みました。
地元では「じゃこ出汁」というらしいですが……。
小麦粉好きなので、うどんそのものの味を楽しむうどんも好きなのですが、このいりこ出汁のうどんにはノックアウト。帰りの空港でいりこを買って帰ったことはいうまでもありません。
そんなわけで「うどん打ち職人のオリーブ牛肉うどん」の登場に大興奮。
去年の10月30日に東京駅のラーメンストリートの向かいに店を出したという「香川 さぬき麺業」の代表取締役社長の香川政明氏がうどん打ちの実演をしてくださった打ちたてのうどん。
うどんは小麦粉香って、しこしこと噛み応えあるし、いりこ出汁は優しい味わいでほっとさせてくれるし、そこに贅沢なオリーブ牛肉が載っているんですから、まあ、幸せ~。
鱧のお寿司なんて贅沢すぎません?
さらに「おいで米を使用した小豆島の島鱧のオリーブ押し寿司」が登場しました。
噛み応えある鱧の身と、オリーブの葉だと思われるものが混じったシャリと、これは食べ応えありました。
おいしいフルーツを生かしたデザートで初めてのみかんの甘さに会いました
デザートは金時にんじんのシャーベット、さぬきひめタルト、小原紅早生ジュレ、香緑ロールケーキ。
料理を紹介した料理長も言ってらっしゃいましたが、このジュレの小原紅早生というみかんがびっくりするくらい甘い。ジュレももちろんおいしいですが、みかんそのものをもっとたくさん食べたくなっちゃいました。東京でも手に入らないかなあ。
ああ、また香川県に行きたいと思ったひと時でした。