あなたは何蟹が好きですか?
ズワイガニ、毛ガニ、タラバガニ…いろいろ蟹はありますが、わたしが好きな蟹は上海ガニとせいこ蟹。共通点はメス蟹が抱えた卵を味わえること。
せいこ蟹とは福井県で水揚げされたズワイガニのメスのこと。卵を抱える短い季節限定の味。11月の解禁から、1月10日頃の産卵までのわずか2カ月しか味わえません。
せいこ蟹は鳥取県では母蟹、金沢では香箱蟹などと呼ばれ、どこでも地元の人に愛され、なかなか地元以外では手に入りにくい蟹です。
以前、蟹の試食会で越前の蟹問屋「ますよね」のせいこ蟹を食べる機会があり、それ以来、「いつかお取り寄せしたい」と思っていたのですが、なにせ期間が短いので、いつも、気づいたときには旬を過ぎていました。
今年は9月末に予約受付しているのを発見、早々と予約。待つこと1か月半にて、11月12日に到着しました。
胴体がわたしの手のひらより一回り小さいくらいの大きさからもう一回り小さいくらいのまで、大小合わせて7杯入っていました。
せいこ蟹としてはわりと大きめ。金沢の料亭の蟹面として出てきてもおかしくないサイズ。たまに雄のズワイガニとまちがえて注文して「小さくて食べるところがない!だまされた!」と文句言っている人がいますが、それは芝海老を注文して「伊勢海老サイズを期待したのに、あまりの小ささにショックを受けた」と言っているようなもの。
賞味期限は「ゆで日から3日以内」二人で食べきれるかしら?と思いましたが、こんなにたっぷり蟹の卵を食べられるなんて、幸せすぎる~。
▼ますよねのせいこがにを▼