牡蠣の生産量日本一の広島で誕生した「ミルキー鉄男のかき小屋」の八景島海の公園店にブロガー招待のイベントに呼んでいただき、美味しく楽しませていただいてきました。
「ミルキー鉄男のかき小屋」は宇品店が「秘密のケンミンSHOW」に登場したこともある、広島のかき小屋の老舗。そもそもひろしまオイスターロードは、2010年に瀬戸内海への観光客誘致で地域経済の活性化を目指す、「海の道構想」の認定事業として、「ミルキー鉄男のかき小屋」が始めました。つまり広島のかき小屋の元祖。
毎年11月から3月末まで期間限定でオープンしています。
牡蠣小屋に行ったことがない人のためにざっくり解説すると、牡蠣小屋とは道具類を貸してくれ、材料を売っている、室内レンタルバーベキュー。「ミルキー鉄男のかき小屋」の八景島海の公園店は道具類の貸し出しや席代は取られない店で、お金がかかるのは材料費の購入だけ。飲み物は自動販売機で販売。飲食物持ち込み禁止です。
牡蠣小屋一般の説明は⇒「牡蠣小屋とは」
牡蠣小屋の魅力はの共同作業の楽しさ
わたしの牡蠣小屋体験は二回目。一回目は和田さんと行った豊洲の牡蠣小屋です。
二回の経験で感じた牡蠣小屋共通の楽しさは、バーベキューの楽しさにも似た、仲間でワイワイ共同作業の楽しさです。一応屋根とか壁もあるのですが、空いている口も多く、半室内・半屋外で、まさにバーベキュー気分。
今日は知り合いがたくさん来たのですが、最初の頃に行ったわたしは、先輩面して、後から来た人たちに牡蠣の焼き方指導。
ええ、30分先に着けば先輩です! わたしだけでなく、後から誰か来るたび、先に来ていた人が先輩として自慢げに指導していました。
ともかくこのコミュニケーションが楽しいのが、牡蠣小屋の魅力です。
あるブロガーの女性も「楽しいっ! ほんと、楽しいですよね!」を連発していました。
牡蠣を食べ比べ
今回は広島の冷凍牡蠣と生牡蠣、そして宮城の牡蠣を焼いて食べました。
自分で焼くと、好みの焼き加減で食べられるのも魅力ですね。
大きい牡蠣、小さい牡蠣、それぞれに味わいもちがいます。
炭火が味と雰囲気をアップ
わたしが以前行った牡蠣小屋は卓上カセットコンロでしたが、かき小屋 八景島海の公園店はなんと炭火。スタッフが店の端、半屋外のところで炭火を起こしていて、適宜、それを追加して、火を強めてくれます。
だから焼いた料理の味がいいし、香りがいいんですよお。もちろん雰囲気も魅力的。
品数が豊富で価格はお手頃!
牡蠣は好きな人は好きですが、好みが分かれる食べ物。一緒にわいわい行きたいけど「牡蠣は…」という人もいますし、「牡蠣ばかりじゃ飽きちゃう」という人もいます。
牡蠣以外の貝や魚介類、野菜などの材料も売られている店が増えていますが、かき小屋 八景島海の公園店はその種類の豊富さに目を見張るものがあります。
わたしが行った際に売っていたのは、貝は牡蠣以外にとても立派なホタテガイ、サザエ。その他魚介類は広島名産の穴子をはじめ、ノドグロ、エボダイ、ホッケ、ハタハタ、フグ、シシャモ、サーモンステーキ、そして海老にイカ。肉類としてベーコンにウインナーなど。そして野菜。
人数が少ない場合には、海鮮セットや野菜セットが便利。
牡蠣は大きさにもよりますが、5から10で1500円なので、よほど牡蠣好きでなければ、一人じゃ無理。他に食べたい料理が多すぎるので、3-4人くらいで分けていい感じ。
牡蠣に絞りたいレモンは東京では高いのですが、さすがレモンの生産地広島で、たっぷりレモンが100円でした。
大粒のハマグリは6つも入って、たった400円。
魚介類はだいたいどれもたっぷりで600くらいの価格のものが多かったですね。
4-5人くらいで行くと、種類あれこれ楽しんで、一人2000円あれば十二分楽しめます。
かき小屋 八景島海の公園店は「料理」が美味しい!
かき小屋はもちろん牡蠣を自分で焼いて食べる店ですが、牡蠣以外にもいろいろおいてあるところが多いようです。でも基本的に売っているのは貝や魚、野菜など、生ものが中心。バーベキューする材料って感じ。
バーベキューは食べ盛りの若い男の子にはいいけど、後は場を楽しむものであって、味を楽しむものではないイメージがわたしの中にはあります。「食べ放題」の店と同じ感じ。
ところが、かき小屋横浜金沢八景島海の公園店は、料理がいくつかあり、それが
「これ、食べるだけのために来たい」
と思うくらいに美味しかったんです。
まず、行ったら絶対食べるべきなのがアヒージョ。
アヒージョとは、ニンニク入りの油で海産物や野菜を煮込んだスペインの小皿料理。たった350円で、牡蠣数個にたっぷり野菜、美味なオイル。
かき小屋横浜金沢八景島海の公園店には、牡蠣とキノコのアヒージョがあります。アルミホイルの器にラップがかけられたアヒージョを購入したら、ラップだけ外して、網の上、火の勢いのいいところに置いておくと、やがてグツグツ。この油にバゲットをつけて食べると、めちゃ美味しい。このパンも美味しいパン屋で仕入れているとのことで、マジ美味い。
牡蠣のチャウダーもいただきましたが、重くなく飲めて、寒い日にぴったりメニューです。
しっかりと味付けされていたマグロのほほ肉も、なかなか食べられない逸品でした。
おなかいっぱいで今回は食べられなかったけど、カキフライやポテトフライも食べたかったし、牡蠣汁も飲んでみたかったあ。
八景島まで行くのも楽しいシーサイドライン
わたしは横浜出身で、金沢八景の隣の金沢文庫に従妹が住んでいてよく遊びに行ったりもしたので、このあたりは身近な場所です。のんびり楽しめる観光地としておすすめの場所です。
八景島シーパラダイスは海の生き物がいっぱい。レジャー施設も豊富です。でも食べ物屋はいっぱいあるけど、お子ちゃま向けばかりなので、遊んだ後、食事は牡蠣小屋に来るのがおすすめ。
新杉田の駅からシーサイドラインに乗って、八景島へ。先頭車両に乗ったら、運転席に乗客!? 無人運転なので、運転席も客に解放されているんですね。
晴れた日には随所で見事な富士山も眺められます。昨日も絶景だったらしいのですが、わたしは運転席からの眺めに夢中で見逃してしまいました!
かき小屋 横浜・八景島海の公園店 (魚介・海鮮料理 / 八景島駅、海の公園柴口駅、海の公園南口駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5