日本橋高島屋で開催中の「大近江展」の試食会で、近江牛の食べ比べという贅沢を楽しんできました。
近江の牛肉の歴史は、千成亭のサイトによれば、貴重な家畜である牛を食べることは禁止されていた時代に、幕府に陣太鼓に使う牛皮を毎年献上していた彦根藩だけは、江戸時代に、公式に牛の屠殺が唯一認められていた藩だったんだそうです。
彦根は牛肉の歴史がよそとは比べ物にならないくらい長いんですね。
憧れの「毛利志満」のすきやき弁当、大吉商店の和風ローストビーフは「ランプ」、「みすじ」、「はねした」というプレミアム部位の食べ比べ、「千成亭」の「近江牛と筍の混ぜご飯」、ロースとバラが食べ比べられる「特彩弁当」と豪華に7種類も食べ比べさせていただきました。
憧れの毛利志満のすきやき弁当
わたしが「毛利志満」の名前を知ったのは1999年、日本テレビの「どっちの料理ショー」のステーキ丼の特選素材として、「毛利志満」の牛肉が登場したときです。
明治時代に近江から牛を生きたまま運んで、浅草で牛鍋専門店を開いたところから歴史が始まりました。
「どっちの料理ショー」特選素材
以来、憧れの牛肉でしたが、遂に口にすることができて感激でした。
年齢と共にサシが多い部位は苦手になり、赤身が好きになったわたしにとっては、今回食べた近江牛の中で、これがベストでした。
薄切りなのに、しっかり肉の噛み応えがあり、噛むたびにうまみがあふれ出てきて、いつまでも噛んでいたくなりました。
そう願っても、柔らかく、口の中でとろけていきましたけど。
また近江独特の赤こんにゃくと、丁字麩はすきやきの味がしっかりとしみ込んでいて、また格別でした。
会場に足を運べない方は肉をお取り寄せ
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■【高島屋】近江牛 毛利志満
プレミアム部位の食べ比べ「大吉商店」和風ローストビーフ
大吉商店の和風ローストビーフは、写真左から「ランプ」、「みすじ」、「はねした」というプレミアム部位の食べ比べセットです。
水の良い近江の醤油につけこんで作られていて、タレがついていますが、タレなしでも十二分味わいが深く、肉の味をじっくり味わいたくて、わたしはタレなしでいただきました。
左からだんだん脂がこってりになっていく感じで、わたしはランプが一番おいしく感じました。若い人なら一番右のはねしたなんでしょうね。
会場に足を運べない方は肉をお取り寄せ
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■【高島屋】大吉商店
「千成亭」の「近江牛と筍の混ぜご飯」&「特彩弁当」
「近江牛と筍の混ぜご飯」は、筍も薄味で筍自体のおいしさが出ていて、春の贅沢弁当でした。
「特彩弁当」は分厚いロースと、薄切りのバラ肉の食べ比べ。それぞれの味わいのちがいが楽しめました。
以前、彦根城に行ったときに、昼食の店を物色にぶらぶらしたときに、千成亭ものぞいていました。ひとりランチには敷居が高かったんですけど、お弁当なら買いやすいですね。
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近江のスイーツ三昧が日本橋高島屋「大近江展」で楽しめます
その他、鮎や鯖、ゆば、お麩などおいしいものがいっぱいの大近江展
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日本橋高島屋「第28 回 琵琶湖夢街道 大近江展」で近江の美味を満喫しました
わたしが以前近江八幡と彦根を観光したときのまとめは
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美味の国、近江
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