ここはビルの2階の大人のためのフードコート。テーブルと椅子が並ぶ、この空間は周囲に並ぶお店で買った食事を食べられます。テーブルとテーブルの間もゆったりと空いていて、ちょっとした打合せにも使えます。
屋内183 席、テラス52席、合計235席と席数もたっぷり。なんて贅沢な空間。
周囲に並ぶ店は中華料理の名店「赤坂飯店」、本場の味で名高いタイ料理の「メナムのほとり」、九州沖縄料理「ナンクルナイサきばいやんせ—」などが並んでいて、お子ちゃま向けのフードコートとはわけがちがいます。
5月15日のオープンを前に、一足早く、プレス向けの内覧会にうかがい、いくつかの店では試食もさせていただきました。赤坂飯店のマーボー豆腐や、鶏の出汁がきいた鶏そばは、まあ、まちがいない味でした。
蕎麦酔処猿夢来庵(そばよいどころさむらいあん)は蕎麦居酒屋と銘打つだけあって、そのそばはまさに酒のあてにぴったりの味でした。
この日は5種類もの薬味が用意されていて、桜海老やそばの身などがとても風味と食感よく、楽しめました。
酒のつまみになるおばんざい類も充実していて、友達何人かと来て、片端から食べてみたくなりました。
「オープンしたら、あっという間に混みそう」
と思うかもしれません。でも、ここは知らなければ、ちょっと2階まで行こうと思いつかないでしょう。
テラス席のあるファミリーマートや、博報堂とプロントがコラボして作ったカフェ「HASSO CAFFÈ with PRONTO ハッソウカフェウィズプロント」など外から直接入れる店がビルの1階を占めているので、そのさらに奥へ、さらに2階へと行こうと思いつかないでしょう。
※「HASSO CAFFÈ with PRONTO ハッソウカフェウィズプロント」は特に面白い空間だったので、これはまた今度別の記事で紹介しようと思っていますが…。
2階への階段やエレベーターのある通路は比較的狭く、決してオープンな雰囲気ではありませんから。2階も外側のほうはビル内の店で料理に用いられる予定のハーブや野菜の畑がある、不思議な空間。
ここは神田錦町三丁目の複合ビル「テラススクエア」。旧博報堂本館のあった土地に、一部、博報堂旧本館を復元した面もある、地上17階地下2階建の複合ビルです。
わたしが昔いた広告プロダクションは、主に当時東京駅近くにあった博報堂で仕事していましたが、たまにこの神田錦町の博報堂にも来ていましたから、この復元された部分を見て、懐かしくなりました。
神保町のA9出口からほんのひと角くらいの場所です。出版社の打合せや古本探しなど、神保町はよく来ていましたが、ランチは混む店ばかりで困っていましたが、あまり知られないうちは、ここを活用しようと思います。
コメント