酒粕から作られた赤酢「三ツ判山吹」は、甘みがあり、寿司のための合わせ酢を作る際に、砂糖は要りません。
今回、わたしは1合半のごはんに、三ツ判山吹大さじ2と1/4に、塩小さじ1を合わせました。
赤酢は「ツーンと来る刺激臭」が特徴と言われますが、この「三ツ判山吹」はとてもまろやか。
作った寿司飯は、酢飯だと言われなければ、そう感じないくらいのほのかな酸味で、ごはんの甘みを引き出して、刺身のうまみを引き立ててくれました。なんだか、本当にごはんがやたらおいしくなっていましたよお!
お取り寄せはミツカンお酢ショップ
■三ツ判山吹は、元祖寿司飯の酢
江戸で寿司が流行り始めた頃、寿司に合う粕酢(酒粕から作った酢)作りに力を注いだ男がいました。それがミツカンの総家を興した中野又左衛門です。
その粕酢はおいしいうえに、米で作られた米酢よりも安価だったことから、寿司が江戸の庶民に広まったとも言われています。いわば粕酢は、江戸前寿司普及の立役者と言ってもいいでしょう。
また、粕酢は甘みが強かったので、江戸前の寿司には砂糖は入れないもののようですね。
創業当時に作られていた粕酢を復活させたのが今日の特選調味料「三ツ判山吹」。
この酢は、じっくり数年かけて熟成した赤くなった色が特徴の赤酢です。上の写真の大匙に入った赤酢を見ると、まるでお醤油みたいな色ですよね? でも、この大匙の中身は「三ツ判山吹」だけ、醤油は一滴も入っていません。
この赤酢の色ゆえに江戸前寿司はかつて赤い寿司飯だったんだそうですよお。
しかし、戦後、物資難の時代に粕酢が不足したこと、また赤い寿司飯が傷んだ米(黄変米)とまちがえられたことなどから、寿司に使われる酢は白酢になったとか。
というわけで、今日の我が家のちらし寿司は、超本格派~。
ちなみにごはんには新生姜と茗荷を刻んだものと白ゴマを混ぜました。
◆本日の夕食メニュー◆
●ちらし寿司
●きゅうりとわかめの酢の物
●ツルムラサキの胡麻和え
●冷奴の「かけて味噌、つけて味噌」かけ
●あさりのおすまし
◆本日の特選調味料◆
●ミツカンお酢ショップ酢「三ツ判山吹」(モラタメ→でいただきました)
●永平寺 ごまみそ (楽天市場でお取り寄せしました)
●オホーツクの塩(先日の函館出張の際の、自分へのお土産)
※お取り寄せは
【北の森ガーデンぐるなび食市場店】オホーツクの自然塩
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