実はこのカレー、商品名が『幻のじゃがいもマチルダがゴロっと入った十勝めむろカレー』と長く、まるでキャッチフレーズのようです。
しかし食べてみると、どうしてこんなに商品名が長くなったのかが、よ〜く解ります。
マチルダは1985年(昭和60年)にスウェーデンから導入されたジャガイモで、比較的病気に強く農薬をかなり減らせる品種で、名の由来は豊作の女神「Matilda」とのことです。
やや小粒なので冷凍加工などに向いていて、一般家庭ではあまりお目にかかることはないようです。今回食べた『幻のじゃがいもマチルダがゴロッと入った十勝めむろカレー』ではスパイシーなルーに全く負けずに、ジャガイモの風味と甘味がしっかり味わえて、幸福感にあふれた仕上がりになっていました。
そんな希少な品種の美味しさと、北海道『十勝めむろ』の特産であることをアピールすべく、長〜いネーミングになったのでしょう。食べて納得しました。
カレーとしては基本に忠実な正統派、且つ真面目な味わいのもので、野菜の甘味がある分やや辛めに仕立ててあります。そしてあまりに『マチルダ』が大きいので目立ちませんが、ニンジンや歯ごたえのあるビーフもゴロゴロ入っていて、100%の満足度です。
(この日はコロッケも乗せて一段とガッツリ系にしてみました。)
旨味がかなり強いのに脂っこくなく、後味のすっきりしたこの味わいはレトルトカレーの域を完全に超えてます。久々に100点満点の逸品に出合いました。絶対にお勧めのカレーです。ただ、ご飯に掛ける時は要注意!『マチルダ』が転がり出て来ます!
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